最近、テレビ等のニュースに触れて思うことがあります。例えば、国政、地方自治問わず政治に関わる人などいわゆるオツムの良さそうな人たちなのに、彼らの発言を聞いていて論理破綻していると感じることが増えました。この感想は政治ネタに限らずもっと身近なところでもよく遭遇します。
SNSの影響なのか、普段からSNSに過度に頼ると、いきなり結果を求めるためかそこに至るプロセスを考える手順を経験しないで物事を進めていくのが普通になってしまう気がします。
ロジックが難解どころか不明な発言は本当に困ります。
私の仕事で言うと、就業規則や各種規定・規約に関して、たとえば、ある会社で何かトラブル等で就業規則を調べたときに、”こう書いていた”の内容が全く解釈違いの時があります。いえ解釈違いではなくほとんど読んでいないに等しいような場合です。
こういう場合、読んでいないのですね。しっかり読んでいないのです。なのに、”こう書いていた”からとその後の人の話もしっかり聞かないのですね。こういう傾向はすべてのシチュエーションであり得ます。
論理的思考を心得ないと大きなミスに繋がります。自分ひとりだけに関することなら放っておけばよいのですが、ことどんなに小さくともチームや組織での意思決定機関にそんな強力な癖のある人物がいるとおそらく組織ごとドボンしてしまいます。
ちなみに、個人の評価とは相対的評価です。たとえば、ロジックが通らないと感じる集まりで自分の評価がされなくとも気にすることはありません。そういった集団とは距離を置けばよいだけです。
論理的思考、訓練して伸ばしていかなければ、何だかお先が暗い気持ちになるこの頃です。