組織と分業

歳を重ねるごとに病院通いが多くなってきました。”生・老・病・死”と言いますが、実感します。

そんなわけで、病院に行くと感じることですが、病院での職員の仕事は完全なる分業です。特に大病院はそれがはっきりとしていて、医師、看護師、検査技師をはじめとする各職務が当然ですが分業です。医療機関は判りやすい専門家集団なので分業が徹底されているわけですね。

経営学では、2人以上の集団を「組織」とします。そして、組織である以上分業を基本とします。ちなみに、社長一人の会社は通称ひとり会社と呼ばれています。社長一人なら分業はできないので外部委託を利用しながら社長がすべてを担います。この場合、委託を利用しても内容に限界があるので出来る業種などは限られるでしょう。私たち委託を受ける側でよく見かけることですが、一人会社の社長は割とこの状況を理解していて、結構覚悟を持って自分一人で難局を乗り切る人が多いように思います(ひとりの気楽さを優先して、会社を大きくする気はない人が多い)。

気になるのは、数人、10数人規模の会社です。その規模の会社の中で一定程度、分業の概念がほぼ無く、外部委託の限界についての認識もほぼ無い、けれど、今後、会社は大きくしたい・・・・・というところが見受けられます。当然ですが、こうした認識では会社は大きくなりません。組織は分業によって成り立っているのですから、この状態のまま漫然と進めば、社長の頭も社員の頭も混沌として組織全体がこんがらかってしまいます。会社を大きくするには、この事実になるべく早く気が付いた人の勝ちです。私のような立場でのアドバイスはするのですが、これは本人の”気づき”の問題だと思います。

せっかく作った会社、勇気をもって挑んだ経営者という職務、自分も含めて”頑張って!”とエールを送りたいと思います。

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